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ここは

◆2種類のエンディングを両方回収した方

または

◆実況(動画or配信)を楽しんで頂いた方

向けのオマケとなっております。

本編未読の方はネタバレを多大に含みますのでご注意下さい。

​↓スクロールでオマケへ↓

thank you for reading to the end

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この考察書は恩人の双葉兄妹、そして妹である深崎 利奈から聞いた経験を元に、
私深崎 秋彦が、個人的に書き走りした物である。

 

 

 


【常世神は過去にも存在していた?】

 


邪神鎮メシ人身御供絶ヤスベカラズ
然モナクバ現世ト常世ノ逆転トナラン

          (書の内容より抜粋)

(Q1)書の内容は、そもそも誰が書いたものなのか?

 

 


「もうすぐ、現世と常夜が完全に混ざり合う」

          (常世神の言葉より抜粋)

書が示唆している内容と、当の常世神が言っていたことは似て非なる全く別の出来事だ。
逆転はそのまま”
入れ替わる”と解釈できるが、”混ざる”では根本の意味が違ってくる。

(Q2)何故、このような矛盾が発生しているのか?

 

 


私は別の常世神が過去に1度この世に誕生していた説を考えてみる。

仮に2度目の常世神(一条小百合+獣)をβとして、

始祖の常世神(誰かしらの人間?+獣)αが居たとする。

また、

◆常世神の実態は獣が意識の支配権を殆ど握っていて、

 媒体者の意識が時折表面化に現れることもある。

◆感情が巨大にすぎて獣が処理しきれなくなった時、
 媒体者の感情の暴発、すなわち願望の具現化とも呼べる災厄になる。

と仮定する。

βは鈴峰 雪治に再会したい一条 小百合の願望から”混ざる”へ
αは”
逆転”を望んだ媒体者の願望から”入れ替わる”へ
そのように結論づけると、書の内容を書いた者が

α自身である可能性も浮上して(Q1)(Q2)共に腑に落ちる。

α媒体者の願望は
『自分を犠牲にしてまで生き返らせたい死者が居た』
ということなのだろうか? 


これではまるで……
『誰かの死を嘆き、その死から救おうとしていた』かのように私は感じてしまう。

βが誕生するまで世界が崩壊しなかったのはなぜだろう?
『α媒体者が何かしらの方法を用いて、獣を抑制していた』
或いは
『獣とα媒体者の中で何かしらの取引があった』からなのだろうか?

1度逆転した世界がβの時には元に戻っていることを考えると、

後者の可能性が高い……ということか?

α媒体者はいつ、獣と出会い、取引を持ち掛けたのだろうか?

【恩人の間に残された謎】

私が兄妹のことについてとやかく言える立場でないのは重々承知の上で、
どうしても気になったことがある。

それは双葉 和沙 巡査部長(以下和沙さん)が一条邸で目撃したという、
双葉 蓮人 巡査長(以下蓮人さん)と鈴峰 雪治の痕跡、
そして後から判明した、同タイミングで蓮人さんが気を失っていたという

不可思議な現象である。

本人達は今でも不思議そうにしていたが……

◆和沙さんが一条 小百合に憑依? されていた
◆蓮人さんが鈴峰 雪治の生まれ変わりだった

 

この2点から、私は
『気を失う直前の蓮人さんが何かを見てしまっていた』のではないか? と考えてしまう。

また、蓮人さんが鈴峰 雪治の生まれ変わりだったならば、
鈴峰 雪治も同じくして、誰かの生まれ変わりだったのではないか?
そして蓮人さんが鈴峰 雪治の意思を汲んだように、彼もまた、
生まれ変わる前の誰かの意思を汲んだのではないか?

ともあれ、一条 小百合の発言からすると鈴峰 雪治が存在していたのは今から約160年前。
そこから更に前となると、さすがに追いきれないが……
仮に禊山信仰の発端、禊行為自体が存在し始めた頃と憶測すれば、
鈴峰 雪治が汲んだ前世の意思とは、何かしらの無念に対する贖罪だったのかもしれない。

【終わりに】


都合の良い結論になってしまうが、私自身も今一度贖罪の意を込め、

霊視を否定せずに妹との仲を取り戻していこうと思う。

            

​深崎 秋彦

真剣に話を聞いてくれた時から、とっくに取り戻してるよ。

                        りな

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